お正月は初詣に行かれる方も多いと思いますが、そもそも初詣っていつまでに行けば良いのでしょうか？
調べたところ、
「初詣は〇月〇日までに行くもの」という厳密な決まりはありませんでした！
ただ、九州・福岡では1月7日～15日の間までに初詣を済ませる傾向があります。
一般的には1月の中旬（旧暦の正月）までに済ませようと考えている方が多いようです。
一年の初めに神様へのご挨拶と、昨年の無事を感謝申し上げることが大事なので、その年初めての参拝であれば初詣となるようですよ。
お正月三が日は神社も混みますから、落ち着いてから参拝するという手もアリですね。
～この記事では次のことをご紹介していきます～
・初詣はいつまでに行く？目安は？九州・福岡の場合
・福岡の松の内と鏡開き・どんど焼きについて
・まとめ
初詣はいつまでに行く？目安は？九州・福岡の場合
初詣をいつまでに済ませるべきなのか？ということについては、冒頭でご紹介した通り厳密な決まりはありませんでした。
その年に初めて参拝したものを初詣と捉えて良いそうですが、さすがに4月に参拝して「初詣に行った」という気分にはならなさそうですよね。
福岡では一般的に1月７日～15日までに初詣に行く方が多いようです。
その理由は【松の内】と【鏡開き】、【どんど焼き】が由来しています。
福岡の松の内と鏡開き・どんど焼きについて
そこで目安として考えるのに参考にしたいのが【松の内】です。
福岡でいう【松の内】は1月7日～15日の間と地方の風習によってバラつきがあります。
「松の内」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これはお正月の期間を表していて、「玄関先に門松が飾られている期間」を意味します。
門松を飾る家は少ないでしょうから、「しめ縄を玄関に飾っている期間」と考えると分りやすいですね。
この【松の内】は一般的には1月7日、関西では1月15日（旧正月）です。
江戸幕府がお正月飾りを1月7日までと決めたのが始まりだそうですが、九州の方には幕府の力が届かなかったのでしょうか・・・。
ですが、福岡ではしめ縄を片付ける日にバラつきがあるのです。
というのも、鏡開きが1月11日に行われるからです。
鏡開きについて説明していきましょう。
福岡の鏡開きについて
福岡では1月11日に鏡開きをします。
お供えしていた鏡餅を下げて、割ることですね。
「そこでお正月が終わり」という感覚がありますので、1月11日までに初詣を済ませるのは目安の１つになりそうです。
そもそも、鏡餅を飾るのはお正月の歳神様（としがみさま・お正月に各家庭に一年の幸福をもたらしにやってくると考えられている神様）をお迎えするためのお供え物として飾ります。
そして、鏡開きの日に歳神様が宿った鏡餅を頂くことで健康に過ごせる力をいただくということなのです。
では、鏡開きしたお餅を入れてぜんざいを食べる理由は何ででしょう？
ぜんざいで食べるのは、古来より赤い小豆には邪気を払う魔除けの意味があり、武家社会において新年の仕事始めや道場開きに、この小豆を甘く煮て鏡餅を食べていたことが由来とされてきたからだそうです。
鏡餅も小豆もどちらも縁起物なのですね！
どんど焼きについて
「どんど焼き」「ほうげんきょう」とも言いますが、お正月に飾っていたしめ縄などのお正月飾りを火にくべて歳神様を天にお返しする行事のことです。
この日にちが地方によってバラつきがあるため、九州での松の内は厳密にこの日！と言うことが難しいのです。
有名なところでは、久留米市の大善寺玉垂宮で1月7日に「鬼夜(おによ)」と呼ばれる日本三大火祭が九州の【松の内】と言う事も多いです。
私が住む福岡市では1月11日に鏡開き、1月15日前後の日曜日に【ほうげんきょう】をしてお正月が終わりといった感じです。
結局のところ、1月7日～15日前後が九州のお正月の終わりと言えそうです。
まとめ
初詣はいつまでに行くものなのか？九州・福岡版についてのまとめです。
・初詣はいつまでに行くべきか？について、厳密な決まりはナシ。その年に初めてお詣りに行けばそれが初詣となる
・福岡の場合で言えば、1月7日～15日の間までに初詣を済ますのが一般的
・松の内は、一般的には1月7日、関西では1月15日（旧正月）
・九州、特に福岡では1月11日の【鏡開き】をもってお正月が終わるという意識が高く、その日にしめ縄飾りを外す家庭も多い
・どんど焼きやほうげんきょうでお正月飾りを火にくべて歳神様を天にお返しする行事が地域によって日にちがバラバラだが、それをもって【松の内】とすることが多い
福岡は厳密な【松の内】がなく、それぞれのお住まいの地域によってお正月の終わりを迎えているようですね。
初詣は時期を気にせず、参拝できるタイミング行かれて良さそうですね！
以上、こたねこ調べでした。最後までお読みいただきありがとうございます。
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